行野亜紀ブログ

ピアノ講師、ピアニスト

解説!

こんにちは!

 

気づけば、一ヶ月以上投稿していませんでした笑

 

最近新しい生徒さんからお問い合わせいただいたり、入会していただいて、本当にありがたいことです。

正直なところこんな不安定な情勢で、いらっしゃってくださると思っていなかったので、有難いなという気持ちを噛み締めています。

 

家のリフォームも終わったので、今まで以上に生徒さんも呼びやすくなったなと思ってます。

もちろん体験レッスンは大歓迎ですからね、お電話、ホームページのメールなど何でも大丈夫です。ご連絡くださいませ!

 

さて、前回言っていたブラームスヴィオラソナタ2番(クラリネットソナタ2番)の解説を載せたいと思います。

自分の中で考えていることを言語化して、文章をまとめるのに時間がかかったり、向こうからしばらく返信来なかったりして、時間経ってました笑

 

参考資料としてブラームスに関わっていた人たちの回想録を読んで、ブラームスについて私が文章に起こすのはおこがましいかな、とも思いましたが、少しでも多くの人にブラームスの良さを知ってほしい、と考えるとやはり文章を書くべきかと思うので、少しでも興味を持っていただければ幸いです。

 

 興味ある方は以下どうぞ!無断転載は厳禁です!!

 

 興味ない方は一番下まで読み飛ばしてください笑

 

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ブラームス ヴィオラソナタ2番op120-2(クラリネットソナタ2番)

 

この作品はブラームス(当時60歳)によって1894年に書かれた。

1891年にブラームスが57歳の時、クラリネットの名手リヒャルト・ミュールフェルトの演奏に感動し、当時、創作意欲の衰えていたブラームスは希望を見出す。

1895年にブラームスのピアノ、そしてミュールフェルトのクラリネットにより公に演奏された。

それに先立って、親しかったヨーゼフ・ヨアヒム、そしてクララ・シューマンの前で私的に演奏されている。

 

ブラームスは、ピアノ曲を含め、交響曲室内楽、歌曲で多くの名曲を書いてきたが、晩年に自分の老いを自覚し、作曲を辞めようと遺書を遺す程に、創作意欲を無くす。

その上で、晩年にクラリネット三重奏曲op.114、クラリネット五重奏曲op.115、そして2つのクラリネットソナタop.120という素晴らしい作品が生まれたことは、それほどまでに彼がミュールフェルトの演奏に感動した何よりの証拠ではないだろうか。

 

この曲は、ブラームス自身の手で、クラリネットのための曲をヴィオラ用に編曲されている。クラリネットでは演奏できない重音奏法がヴィオラ版では追加された。

 

1楽章 Allegro amabile E♭ major ソナタ形式

amabileの指示にあるように、とても優しく美しい楽章。

ヴィオラで演奏したフレーズをピアノで直後に再現したり、同じリズムで追従するなど、とても緻密なアンサンブルで成り立っている。

ソナタ形式にのっとっているが、再現部が変奏を伴っていること、第2主題の再現が一時的にC♭majorへ転調している部分が、一般的なソナタ形式から逸脱している。

コーダ部では一時的にE major(遠隔調だが、主調の半音上の調)へと新鮮な転調をしている。

最後はTranquilloの指示のもと、何か大事なものを秘めたように、暖かく優しく終わる。

 

2楽章 Allegro appassionato E♭ minor 3部形式

ドロドロとした感情の波が内面で高揚しているような情熱的な曲調で始まる。

中間部のSostenutoはそれまでの曲調と一転し、コラールをイメージしたような荘厳な部分。その後、再び情熱的な部分が出てくる。最後は消化できなかった気持ちを表現するように、消え入るように終わる。

 

3楽章 Andante con moto E♭ major 変奏曲形式。

2楽章と対照的に穏やかに始まり、様々な変奏を経る中で何か物語を語り掛けられているように感じる。

変奏曲はブラームスが長年研究をし、得意とした形式であり、メロディー、ベースライン、ハーモニー、リズムなど様々な要素が多彩に変奏されている。

コーダでは、それまでの穏やかで美しい部分から一転して、激しい曲調へと変わる。その後再び主調に転調する部分で、何か安心したような、安らぎを感じられるような部分を経て、それまでの迷いが無くなったかのように、明るく締めくくられる。

 

ブラームスは20歳の時、作曲家ロベルト・シューマンに才能を認められ、シューマンが監修していた雑誌「音楽新法」でブラームスを絶賛する文章を載せてもらったために、世に出ることが出来た。

そしてシューマンの妻クララ・シューマンもまた、ブラームスの才能を認めており、ブラームス自身も、当時ピアニストとして有名だったクララを慕い、彼女の人間性に惹かれていた。

初期の作品には、豪快さや荒々しさが目立っていたが、シューマン一家を含め、様々な人との関わりによって、初期にはあまり見られなかった繊細さや優しさが、晩年の作品の音楽性の深さに繋がっている。

恩師であるシューマン精神疾患ライン川に投身自殺を図り、数年後に精神病院で亡くなって以来、子供たちを育てながらピアニストとして活動するクララを支えることが、ブラームスにどんな影響を与えたのか。

そしてクララにとっても一家を支え、作曲家としても支えてくれたブラームスの存在はどれほど重要な存在だったのか。

晩年に書かれたこのヴィオラソナタが完成した後、数年でクララが亡くなり、その後ブラームス自身も体調を崩し、1年と経たず亡くなる。それほどまでに大事な存在となっていたクララに出逢えたこと、そして彼女に先立たれて2度と会えなくなってしまったことは、彼にとても大きな影響を与えたのだろう。

 

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文章からはカットしましたが、ブラームスが書くpoco fの意味、いろいろ考えてましたが、内藤さんの一言ですごく納得しました。自分が考えてたことを言語化してもらってすごくスッキリした気分。

ブラームスの曲に時々書かれているmolto pの意味も重要なんじゃないかなと思ってます。

それから、ブラームスはバッハ、モーツァルトベートーヴェンシューベルトなどの作曲家からとても影響を受けてますが、細かい強弱指示はベートーヴェンから影響を受けていると考えて間違いないと思います。

あと、文章には起こしませんでしたが、作品番号が同じヴィオラソナタの1番と2番も主題の動きなど、かなり関係してます。

ブラームスは特に、作品番号が同じものの中で関係性を持たせる書き方が多いので、この作品も例外ではないです。

 

かなりざっくりとですが、色々気付ける部分があったなと思います。

 

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先日、ほぼ1年ぶりにピアノのレッスン受けました!

ご縁があって人づてに紹介していただいた先生にレッスンしていただきました。

自分がピアノの先生として仕事してるのにあるまじき事ですが、基礎がなってない部分を見抜いてくださって色々教えていただきました。

ここ最近、東京の先生にオンラインレッスンしていただくかも考えてましたが、石川でご縁あって直接レッスンが受けられてよかったです。何より自分で気づけてない部分を的確に教えていただきました。。!

ドヴォルザークのピアノ五重奏のピアノパートを見ていただいてますが、アンサンブルで演奏したものを1、3楽章のみで10/4に収録、配信されます〜。また配信の詳細わかればお知らせします!

 

 

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